2013年10月8日火曜日

<台風24号>九州に接近 暴風や高波に警戒

強い台風24号は8日午前11時現在、長崎県五島市の西南西約190キロにあり
時速30キロで北に進んでいる。今後北東に向きを変え、8日夜から9日朝にかけて
九州北部に最接近する見込み。気象庁は暴風や高波に警戒するよう呼びかけている。

【このままいけば最近10年で最多の可能性】

 中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は50メートル。
九州北部の陸上では8日昼過ぎから9日明け方にかけて20メートル以上の暴風と
なる見込みで、現在大潮の時期に当たることから潮位が高くなるとみられる。また、
雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがあり、9日正午までの24時間雨量は多い
所で長崎200ミリ▽福岡、佐賀、山口、熊本150ミリなどを予想している。

 鹿児島県与論町では、7日、暴風の影響で少なくとも民家8棟が一部損壊した。
台風接近を受け、8日は福岡、佐賀、長崎など各県で多くの小中学校が臨時休校した。
空の便は離島を中心に欠航が相次いだ。

 また、7日から3日間の日程で開かれている長崎市伝統の秋祭り「長崎くんち」
(国指定重要無形民俗文化財)は8日の公演が順延となった。順延は2001年
以来12年ぶり。9日以降どうするかは未定という。