2015年3月13日金曜日

震災から4年

みなさんこんにちは!
3月11日で東日本大震災から4年が経過しました。


この出来事が風化していかないように
私たちももう一度振り返り何かを考えなければと思います。




■「大好きだよ」瓦礫に母残し4年 19歳が誓った言葉




私は東日本大震災で甚大な被害を受けた
宮城県石巻市大川地区で生まれ育ちました。
小さな集落でしたが、朝学校へ行く際
すれ違う人皆が「彩加ちゃん!
元気にいってらっしゃい」と声をかけてくれるような、
温かい大川がとても大好きでした。

あの日、中学の卒業式が終わり家に帰ると
大きな地震が起き、
地鳴りのような音と共に津波が一瞬にして
私たち家族5人をのみ込みました。

しばらく流された後、私は運良く
瓦礫(がれき)の山の上に流れ着きました。
その時、足下から私の名前を呼ぶ声が聞こえ、
かき分けて見てみると
釘や木が刺さり足は折れ変わり果てた母の姿がありました。
右足が挟まって抜けず、瓦礫をよけようと
頑張りましたが私一人には
どうにもならないほどの重さ、大きさでした。
母のことを助けたいけれど、
ここに居たら私も流されて死んでしまう。

「行かないで」という母に私は
「ありがとう、大好きだよ」と伝え、
近くにあった小学校へと泳いで渡り、
一夜を明かしました。

そんな体験から今日で4年。
あっという間で、そしてとても長い4年間でした。
家族を思って泣いた日は数えきれないほどあったし、
15歳だった私には受け入れられないような
悲しみがたくさんありました。全てが、今もまだ夢の様です。




この女性は現在19歳、どれだけの深い悲しみが
今も、これからも消えることなく続いて行くのでしょうか。