2015年5月9日土曜日

大阪・難波の繁華街で不発弾撤去 南海線など一時運休

皆さんこんにちは!


さて、大阪・ミナミの南海難波駅近くの繁華街で不発弾が見つかり、9日午前に撤去作業があった。約70年前の大阪空襲の際に米軍が投下したものとみられ、作業中は半径300メートルの区域を中心に立ち入り禁止になった。南海難波駅発着の電車も一時運休した。


大阪市によると、不発弾は米国製の1トン爆弾で、長さ1・8メートル、直径60センチ。今年3月、大阪市浪速区日本橋西1丁目の共同住宅の新築工事現場で見つかった。

 陸上自衛隊桂駐屯地(京都市)から派遣された不発弾処理隊が9日午前8時ごろから撤去を開始。午前9時20分ごろに起爆装置の信管を除去する作業が完了し、午前9時36分に避難や交通規制が解除された。

 周辺では、大阪市が住民約2200人に避難を呼びかけ、近くの二つの小学校に最大計114人が避難。道路も規制した。南海難波駅の南口も閉鎖され、難波駅発着の南海線や高野線も一時運休となった。午前10時ごろに再開したが、計167本が運休し、約4万8千人に影響が出た。隣接する商業施設「なんばパークス」と、駅に直結する「なんばCITY南館」も午後からの営業となった。

 大阪市によると、記録の残る1955年以降、今回も含めて市内で87個の不発弾が発見されたが、「繁華街で見つかるのは極めて珍しい」(担当者)という。