2015年2月5日木曜日

「イスラム国」非難を決議 「対テロ連携強化」

皆さんこんにちは!




さて、衆院は5日昼の本会議で、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)による日本人人質事件を非難する決議を全会一致で採択した。決議はISによるテロ行為を「いかなる理由や目的によっても正当化されない」と批判し、「わが国と国民はテロリズムを断固として非難するとともに、決してテロを許さない姿勢を今後も堅持する」と強調した。




ISが後藤健二さんと湯川遥菜さんを殺害したとしていることに対し、決議は「非道、卑劣極まりないテロ行為」と非難。中東地域への支援を今後拡充するという安倍晋三首相の方針に沿い、「中東・アフリカ諸国に対する人道支援を拡充し、テロの脅威に直面する国際社会との連携を強め、これに対する取り組みを一層強化するよう政府に要請する」と明記した。また、海外の在留日本人の安全確保に政府が万全の対策を講じるよう求めた。



 そのうえで、「関係各国がわが国に強い連帯を示し、解放に向けて協力してくれたことに深く感謝の意を表明する」として、2人の救出を支援したヨルダン政府などに謝意を示した。



 菅義偉官房長官は5日午前の記者会見で「卑劣極まりないテロ行為は絶対に許してはならない。テロにつながる事案がないよう、身近なところから国民に協力してもらうことが極めて大事なので、(決議は)意義がある」と評価した。












2015年2月2日月曜日

ジャーナリスト仲間ら沈痛「残念」「救出できなかった」

皆さんこんばんは!

さて、「イスラム国」に拘束されたフリージャーナリスト後藤健二さん(47)が殺害されたとみられる動画がインターネットに公開されたことを受け、ジャーナリスト仲間や知人らは衝撃を受け、悲しみに沈んだ。

 1996年にヨルダンの取材現場で一緒になったフォトジャーナリストの豊田直巳さん(58)は「残念です」とつぶやいた。先月28日、所属する日本ビジュアル・ジャーナリスト協会としてアラビア語で解放を求める映像を配信した。「でも、救出できなかった。後藤さんと家族には、力なくて申し訳ない思いだ」

 昨年10月、シリア入り直前に残した後藤さん本人のメッセージ映像が忘れられない。「必ず生きて戻ります」と言って、ニコッと笑った。「暴力を止めるために暴力の現場へいき、庶民の中に入っていった。この事件でイスラムへの敵愾心(てきがいしん)があおられるようなことがないようにしていかないといけない。それが後藤さんの意思だと思う」