2015年2月2日月曜日

ジャーナリスト仲間ら沈痛「残念」「救出できなかった」

皆さんこんばんは!

さて、「イスラム国」に拘束されたフリージャーナリスト後藤健二さん(47)が殺害されたとみられる動画がインターネットに公開されたことを受け、ジャーナリスト仲間や知人らは衝撃を受け、悲しみに沈んだ。

 1996年にヨルダンの取材現場で一緒になったフォトジャーナリストの豊田直巳さん(58)は「残念です」とつぶやいた。先月28日、所属する日本ビジュアル・ジャーナリスト協会としてアラビア語で解放を求める映像を配信した。「でも、救出できなかった。後藤さんと家族には、力なくて申し訳ない思いだ」

 昨年10月、シリア入り直前に残した後藤さん本人のメッセージ映像が忘れられない。「必ず生きて戻ります」と言って、ニコッと笑った。「暴力を止めるために暴力の現場へいき、庶民の中に入っていった。この事件でイスラムへの敵愾心(てきがいしん)があおられるようなことがないようにしていかないといけない。それが後藤さんの意思だと思う」