2014年1月9日木曜日

不意打たれ逃走許す=立ち会い警官「一瞬だった」―4000人態勢維持・神奈川県警

皆さんおはようございます!

さて、集団強姦(ごうかん)などの容疑で逮捕された無職杉本裕太容疑者

(20)が横浜地検川崎支部(川崎市)から逃走した事件で、同容疑者が

立ち会い警察官の不意を打つ形で逃走を図ったことが9日、神奈川県警へ

の取材で分かった。

警官は1人しかおらず、十分な追跡ができなかったという。

  県警によると、杉本容疑者は7日午後2時15分ごろ、支部6階の取調室で

弁護士と接見中に逃走。支部には専用の接見室がなく、逃走防止の設備が

ない取調室を代用していた。部屋のドアは施錠されていなかった。

  杉本容疑者は直前、立ち会いの巡査部長に「腰縄が緩んでいる」と言った

ため2人で立ち上がり壁際に移動。巡査部長が調整しようとした腰縄を同

容疑者がずり下げて外し、部屋を飛び出した。

巡査部長は「一瞬のことで、体勢を崩した」と話しており、同容疑者が腰縄の

緩みを指摘して油断させた上で、不意を打った可能性がある。

  巡査部長は追跡を振り切られた際、通行人らに協力を呼び掛けるなどは

しなかった。県警が一連の対応に問題がなかったか調べている。

  県警は9日も約4000人の態勢を維持し、捜索や警戒を継続する。