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さて、西武百貨店や大丸など大手5百貨店は22日、昨年販売した
米国の人気アクセサリーブランド「CHAN LUU(チャン・ルー)」の
ブレスレットが模倣品だった可能性があるとして、合計約200個
(約300万円相当)を回収すると発表した。
いずれも同じ雑貨販売業者と取引し、特設売り場で販売した。
ブランド側の指摘で判明した。
「チャン・ルー」は1996年に売り出されたブランドで、米歌手の
レディー・ガガさんらが愛用し、若い女性を中心に人気がある。
正規品の価格は1個2万~3万円程度とされる。
偽ブランドが販売された恐れがあるのは、西武百貨店が池袋本店
(東京)、大丸が梅田店(大阪)、松坂屋が名古屋店、伊勢丹が松戸店
(千葉)など4店舗、京王百貨店が新宿店(東京)の合計8店舗。
各社によると、いずれも2013年に特設売り場を1~4回設けて販売した。
期間は1~2週間程度が大半だが、西武池袋本店は昨年10月から
2か月以上の長期販売も行った。
回収対象は西武百貨店が117個、大丸が18個、松坂屋が40個、
伊勢丹が十数個以上、京王百貨店が2個だった。
チャン・ルー側が西武百貨店で販売された商品を見つけ、「素材も違い、
作りも雑だ」と指摘し、発覚した。
各店舗とも、雑貨販売業者「マルヤマ商会」(本社・静岡県)に特設売り場
での販売を任せていた。
マルヤマ商会は22日、自社のホームページに「(模倣品と)気づいて
いなかったとはいえ、このような事態になり、深くおわび申し上げます」
などと謝罪文を公開。
百貨店各社も「多大なご迷惑をおかけし深くおわび申し上げます」との
コメントを出した。