マルハニチロホールディングスの子会社アクリフーズが製造した冷凍食品
から農薬マラチオンが検出された事件で、アクリ社の契約社員、阿部利樹
容疑者(49)=偽計業務妨害容疑で逮捕=の勤務日が逮捕容疑の4袋と
は別に、アクリ社がマラチオンを検出した6袋の製造日とも一致したことが
捜査関係者への取材でわかった。
阿部容疑者は昨年10月3~7日にマラチオンを混入した疑いがもたれている。
群馬県警は6袋の製造日から、阿部容疑者が同年11月まで1カ月以上、混入
を続けていた可能性があるとみている。
捜査関係者によると、阿部容疑者の勤務日が一致したのは、アクリ社の分析
で2~5600ppmのマラチオンが検出されたピザ、フライ計6袋が製造された
同年10月12日~同年11月5日の6日間。
A(朝)~C(夜)と1~3の7パターンの文字列を製造日に加えた商品番号で
管理する2時間ごとの製造時間と従業員のシフト表を対照した。